智頭石油グリーンステーション課は石油に代わり地域のエネルギーを提供する部門として、地域で再生産可能な木質燃料を利用する、薪ストーブの販売を始めました。
化石燃料は非常に便利ですが、不安定な海外情勢に価格が左右され、近年の環境問題の意識の高まりから徐々にクリーンエネルギーへ代替されていきます。また、多くの中山間地域の抱えている問題のひとつに林業の衰退があります。
戦後の急激な住宅需要に応えるべく植林されたスギ・ヒノキは、海外製の住宅建材に押され価格が著しく下がり、その多くが利用されることなく山に潤沢に在庫を抱えています。弊社は石油を販売している立場からもこの問題を解決すべく、地域の緑豊かな山々を「新たな油田」と称し、木質燃料利用への挑戦を始めました。
木から得られるエネルギーといえば、大古から行われている木を燃やすことではないでしょうか?
もっともシンプルにそれを叶えてくれるのが薪ストーブや薪ボイラーです。
薪の調達にはまず立木を伐り倒さなければなりません。
生の木は見た目以上にずっと重く、直径20cm、高さ25mのもので約1tの重さになります。
林業はもっとも危険な職業とも言われており、この作業は慣れない人がするのは大変危険です。
自分の山の木でも、自信がない人は専門の人に任せましょう。
また、出荷しても採算の合わない木材は山に放置されていることがあるので、近くで間伐作業があれば要らない部分をもらえないか訊くのもひとつの手です。薪の長さに丸太を玉切りしたら、あとは薪割りです。
エンジン式の薪割り機もありますが、短い丸太なら斧でも割れます。
割った薪は風通しのいいところに1夏以上置いて乾燥させます。乾燥が不十分だと着火も悪いですし、煙突に煤やタールが溜まって火災の原因になります。
こうした手間がかかってやっと薪ストーブの燃料薪になるのです。
弊社の取り扱う薪ストーブは全て二次燃焼機能(燃焼効率が高く、煤やタールが少なくなる機能)があるものです。
薪の持つエネルギーを最大限に熱として最大限に使えます。
煙突も断熱二重煙突で施工するため、煙突内で上昇気流が起きやすく、空気を安定して炎に供給できます。
そのうえで値段、色、形、機能(料理が出来る)など、お客様の要望に沿ったストーブを提供できるよう、努めて参ります!